先週の土曜日、山梨県の都留市というところに用事があって出かけることになった。それでその前日に、まずは靜岡から甲府の友人の家に向かう予定を立てた。靜岡発、甲府行き、身延線特急ふじかわ號に乘る。
事前にふじかわ號の時刻表を調べていて初めて知った。身延線は昨年9月の台風の影響で半年近くずっと途中一部區間が不通であった。それでふ[
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最近、夏目漱石の『吾輩は貓である』を読み直してみた。昔読んだはずなのに、內容を全然覚えていないことに気付く。そして、こんなに麵白いものだったのか、と驚く。風刺とユーモアと哲學と。
後半になるに従って貓の影が薄くなり、寒月と迷亭と獨仙と苦沙彌、この四人の會話が中心になると、更に興が増し、哲學問答のようなやり取りの一句一句[
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3月20日の日経新聞に、“中國の政変が意味するもの”というタイトルで、薄煕來・重慶市共産黨委員會書記の解任劇を解説する囲み記事があった。
まず、記事はこの解任劇を“1989年以來の最大の政変”と位置付けている。
薄氏は現在9人いる中國の最高指導部入りを目指して活動してきたが、これによって挫折した。このこと自體は歓迎され[
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二人の姪と一人の甥が先日、それぞれ卒業を迎えた。小學6年生の姪は卒業式の日に山ほどの花束を我が家に持ち込んだ。私はあいにく留守をしていて、帰ってきて家中の花瓶に満載の花を見て、びっくり。
「え~、そんなたくさんの花束、誰からもらうの?」
「下級生がくれるんだって。チューリップを一本だけくれた子もいて、それくらいがちょうど[
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村上春樹のエッセイ集、『おおきなかぶ、むずかしいアボガド』(マガジンハウス/2011年)を読んだ。雑誌アンアンに連載されていたエッセイをまとめたもので、一回分が3ページしかなく、ちょっとした時間にちょっとずつ読める。
最近布団に入るとすぐに眠くなってしまって、長い小説などは前後に行ったり來たりしてなかなか結末までたどり著けない[
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少し前に、『譲子弾飛(弾丸を飛ばせ)』という中國映畫の感想を書き、その際最後の方で、同じ監督の『鬼子來了(鬼が來た)』という映畫に少し觸れた。
(以前の記事:http://koharu65.exblog.jp/17547247/)
これは2000年公開の中國映畫で、カンヌ國際映畫祭で審査員特別グランプリを受賞した作品である。監督は薑文。
舞台は1945年、終戦間近の中國[
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![](http://pds.exblog.jp/pds/1/201203/11/13/c0173113_13305453.jpg)
東日本大震災から丸1年が経ち、ここ數日、新聞やテレビで特集が多く組まれている。大切な身內を失った人々の聲に觸れ、そのたびに辛い気持ちになる。何をどう言っても慰めにはならないのだろうと思うし、時が解決するのかどうかもわからない。喪失感は、もしかしたら、時が経てば経つほど増大し鮮明になるのかもしれないし。
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村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』にこんな話が出てくる。(小説の中のお話なので、もちろんフィクションです。)
戦時中、中國大陸の新京動物園にて、戦局が厳しくなる中、猛獣の処分を命令された日本人の中尉が、兵隊たちを引き連れて動物園へやってきた。しかし薬殺用の薬もないまま、彼らは動物たちをどう殺したらいいかわからず、四苦[
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![](http://pds.exblog.jp/pds/1/201202/26/13/c0173113_1822135.jpg)
中國映畫『譲子弾飛』(弾丸を飛ばせ)を見た。大陸では昨年大きな話題を呼び、興行的にも大成功を収めたという。日本では未公開。
2010年12月公開
監督:薑文
主演:薑文、周潤発、葛優、劉嘉玲、陳坤など
辛亥革命(1911年)後、未だ統一ならず軍閥が割拠する中國を舞台として、元革命家の匪賊と、地方へ派遣される県の長官と、地元の有[
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![](http://pds.exblog.jp/pds/1/201202/13/13/c0173113_8563122.jpg)
靜岡市の町の真ん中に、お堀に囲まれた大きな公園があります。駿府公園です。その昔、將軍職を退いた家康公が住んでおりました。昔のままの建築物は堀と石垣だけですが、15年ほど前に、東禦門やたつみやぐらなどが復元されました。
(參考:http://koen.city.shizuoka.jp/detail.php?id=123)
市(県かな?)の観光事業の一環として、9年前、公園の中に茶室[
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