東日本大震災から丸1年が経ち、ここ數日、新聞やテレビで特集が多く組まれている。大切な身內を失った人々の聲に觸れ、そのたびに辛い気持ちになる。何をどう言っても慰めにはならないのだろうと思うし、時が解決するのかどうかもわからない。喪失感は、もしかしたら、時が経てば経つほど増大し鮮明になるのかもしれないし。
-------------------------------------- 以下、3月の寫真。
先日、母が植木缽の福壽草を買ってきた。
これは玄関の下駄箱の上に飾られたお雛様たち。
私が子どもの頃、我が家での雛祭りは木で組んだ7段の段々に赤い毛氈を敷いて、一番上にお內裏様がいるけれど、その下には、もらい物やお祝い品のガラスケースに入れられた雑多な人形たちが飾られていた。藤娘や博多人形、市鬆人形など。
木で段々を組み立てるだけでも大変な作業なので、私たちが大きくなるに従って、いつしか飾るのをやめてしまった。