もう時期はずれになってしまったけれど、昨年のクリスマスの話。
甥っ子も姪っ子も小學6年生、まだサンタクロースを信じているかしら?と思って、まずは甥っ子の母親に聞いてみた。すると、
「うーん、サンタに何を頼むとか真剣に考えてる様子は、演技とも思えないから、たぶん信じているんだと思うんだけど。」
と、なにやら我が子の純粋さに半信半疑の様子。
姪っ子の方は小學6年生と4年生の姉妹だが、姉の方はサンタを信じていて、妹の方はもう、プレゼントはパパとママがくれるんだって知っているのだそうだ。妹は、まだ信じているお姉ちゃんのために、パパとママに協力して、サンタがいるというふりをしている。
そう言えば、一昨年の始めの頃に、この妹は、実はサンタさんっていないんだよ、というママには秘密の告白を私にしていたのに(以前書いた
“サンタの秘密”という記事參照)、昨年のクリスマスには一転してサンタを信じているような話ぶりだったので、おかしいな、とは思っていた。なるほど。こういうわけだったんだね。
話を甥っ子に戻すと、彼がクリスマスのプレゼントにお願いしたものは、PSPというゲーム機。しかしこれは彼の両親としては予算オーバーなので、本人の希望とは別のものを買って置こうかと夫婦で相談したそうだ。しかし本人はもうすっかり貰えるものだと思い込んでいるので、がっかりする顔は見たくないし。それで、結局ゲーム機の価格の半分を現金で枕もとの靴下の中に入れることにした。お年玉と合わせて買うように言おうと。
さて、クリスマスの日の朝。靴下の中に現金を見つけた甥っ子はパパとママの期待通り大喜びした。
そして、その日、しばらくたってから、
「だけど、サンタが現金をくれるなんてね。サンタも夢がないよなぁ。」
と、首をかしげながらつぶやいたとさ。
和室に飾られたこのツリーは、昔、上の妹がオーストラリアで買ったもの。はるばる海を越えてやってきた。
今回、下の妹がこのツリーを見て言った。
「これって、すごくいいツリーだよね。日本でこのくらいの大きさのツリーってなかなか売ってないし、売っててもすごく高いし、こんなにたくさん枝や葉っぱがついてないよ。」
そんな本場(?)のツリーが仏壇と神棚のある家の和室に飾られ、その前で3人の女の子が“サンタが街にやってくる(Santa Claus Is Coming to Town)”の音楽に合わせてかわいらしく歌い踴った2011年のクリスマスでした。