さて、古観象台を見終え、建國門駅から地下鉄に乘り3つ目の駅、天安門東で下車する。
この日は一人での行動。夫からはタクシーを使えと言われた。しかし天安門広場前の大通り(長安街)は駐停車が禁止されているので、地下鉄の駅から歩いた方が近くて便利なのだ。
北京で買ったガイドブックに、“毎月1、11、21日と重要な祝日には音楽隊が國歌を演奏し、國旗掲揚の儀式が行われる。それ以外の日は録音したものを流すだけである。”と書いてあった。ちょうど21日も滯在中なので華やかな掲揚式を見るチャンスはあったのだが、朝早く起きられずに斷念した。國旗の掲揚・降納式自體は日の出と日の入りの時間に、毎日行われる。
義妹は見たって別におもしろくないよ、と言うし、ある日、日沒近くの時間に乘ったタクシーの運転手は、降納式のために天安門広場前が通行止めになるので、日沒前までに長安街を通りすぎることができるかどうか、ひどく気にして焦っていた。“まったく、ただでさえ道が混むのに、こんなことしやがって。ちっ!”って感じだった。
あいにくのお天気で霞む天安門。それでもたくさんの人。
國慶節(10月1日)の飾りつけがまだ殘っている。10月いっぱいまでらしい。
セグウェイ(?)で広場內をパトロールする警官(公安)。観光客のグループが警官を取り囲んで何やら話しかけていた。グループの數人が警官に大聲で話しかけ、警官もにこにこと笑いながら答えていた。結構長い間、親しげにざっくばらんな調子で談笑していた。何を話していたんだろうな。