先日、今年も月餅は屆かず、という記事を書きましたが、昨日、EMSで月餅が屆きました。
9月8日に夫が北京から送った月餅は屆かず、もう一度送るというのをもったいないからと止めたのですが、13日に2度目の発送をしたとのこと。
「え~!屆かないに決まってるのに~。もったいないよ~。」
と言うと、
「たぶん今度は大丈夫だと思うよ。」
(いったい何の根拠があって?)
「中秋節が過ぎたから。」
(ああ、それはもしかしたら屆くかも…。)
なんと、予想通り、屆きました。
中國の月餅は、年々おいしくなっているように思います。或いは、夫が収集するおいしい月餅情報の精度が年々高まっているのか。
8個入っていましたが、中の餡の種類がそれぞれ異なっていて、何の餡かわかるように月餅の表に文字が型抜きされています。寫真の月餅は「乳酪核桃」(チーズ胡桃)。
ほんのりとチーズの香りがして、程よく砕かれた胡桃が多すぎも少なすぎもしないちょうどよい量で入っていました。
他の餡もすべて甘すぎず、それぞれの素材の持ち味が生かされ、かつ全體が渾然一體とハーモニーを奏でる滑らかさと奧深さが感じられ、こんなおいしい月餅を食べたのは初めてでした。他の皆にも大好評。
外箱から出して內箱だけにばらして送って來たので、メーカー名がわかりません。夫に、
「すごくおいしかった!高かった?」
と聞くと、
「超高級、ってほどじゃないけど。まあ、普通に高級。」
とのこと。メーカー名はわからないけど、長富宮(北京の日係ホテル)で買ったそうです。