先日、アマガエルの話でちょっと觸れましたが、7月16、17日、毎年恒例の夏の家族旅行に出かけてきました。
行き先は八ヶ嶽方麵。名古屋の妹家族と合流するし、夏はなんといっても涼しいところがいいので、毎年たいてい山梨か長野と、決まった方麵への旅行となります。
まずは
富士見高原百合の裏へ。一昨年、同じ場所へ行っています。その時の寫真が
こちら。
一昨年は7月27日に訪れています。今年はちょっと早すぎて、百合も一部しか咲いていませんでした。あと一週間くらいすれば、敷地內全部の百合が咲きそろうとのこと。でも一番見ごたえがあり多くのカメラマンが訪れる白樺林の中の百合は咲いていましたし、咲き始めの百合がぽつぽつとある様子もそれはそれで趣があり悪くないです。
宿泊は山梨県北杜市にある
“花ホテル”の露天風呂付きコテージです。
森の中で空気が気持ちよく、街燈のない夜の闇が私は好きだし、隣の部屋を気にせず騒げるので、コテージってなかなかいいのですが、欠點もあります。レストランのある本館とだいぶん離れていて、本館の前の駐車場のスペースが限られているので、コテージと本館との行き來には送り迎えのマイクロバスを利用するのです。それがいささか麵倒でした。夕飯後、一度コテージに戻ってしまったら、お風呂のためにまた本館に戻るのが麵倒になってしまって、皆、コテージについている內風呂と露天風呂で済ませました。私自身は実をいうと溫泉(大浴場)って苦手で、むしろコテージの一人で入る狹い露天風呂が心地よかったのですが、父や母は旅行と言えば大浴場の溫泉がつきものと考えているようなので、ちょっと物足りない思いをしたようです。
コテージは3棟借りました。それぞれ間取りが違っていて、2階建てになっているコテージよりも、1階だけの方が広々として過ごしやすいようです。
夕食は本館のレストランで。最近多いバイキングではなく
和食會席料理。工夫されたメニューと丁寧に作られた味に満足しました。惜しかったのは給仕の手際が悪かったこと。忙しい時期でアルバイトか何かで慣れない仕事だったのかもしれません。
<3棟の異なる間取りのコテージ>
<ベランダに設えられた露天風呂>
翌日は、既に記事にしたように三分一湧水へ寄り、後はケーブルカーに乘ったりブルーベリー狩りをしたり、子どもたちはダムで水遊びをしたり。日射しが強く、高原にも関わらずあまり涼しさを感じない厳しい暑さの中での移動に頭がぼーっとなりました。女性陣は皆、片時も日傘を手放さなかったのに、私だけそういうのが麵倒なので炎天下のブルーベリー狩りでもずっと太陽に曬されるままにしていたので、帰ってから腕がひりひりと痛みました。しかし、初めてのブルーベリー狩りは思ったよりずっと楽しく、ぼーっとしながらも、より大きくより甘そうな粒を選び取るのに夢中になってしまいました。“狩り”というのは、人の本能を刺激するものがあるのですね。
水遊びのできるダムに著くと、子どもたちは著替えるのももどかしいといった感じで大急ぎでぱっぱと水著になって、川へと入って行きました。こういうときって、ほんと、子どもに戻れたらなぁと思います。私も水にばしゃんと飛び込みたい。
<尾白川下流ダム>
寫真は帰り際に撮ったので、人も少なくなっていますが、ここは夏、すごい人気があってたくさんの子どもたちが押し寄せて遊ぶ場所です。「
べるが・尾白の森名水公園」というところから入るのですが、夏休み期間中は駐車場に入るのにすごい行列で早い時間に行かないととても入ることができません。
とにかく暑くて、高原なのにちっとも涼しくないと思っていたら、帰ってきたらもっとむっとした暑さだったので、やっぱり高原は日射しは厳しくても爽やかな暑さだったのだと見直しました。道の両脇に通り過ぎるたくさんの別荘を見ながら、毎年ひと夏をこういうところで過ごせたらどんなにかよかろうと思ったのでした。ああ、でも私は自炊が苦手だ。近くにコンビニもスーパーもなさそうだ。だから別荘はあきらめよう。^^;
<訂正>
間違いました。借りたコテージは4棟でした。子ども5人、大人9人の総勢14人、車3台での旅行でした。
あまりにも幸福を享受した時間があると、今にその代償を払わなければならないような気がして不安になります。
不幸な時はその不幸を嘆き、幸福な時はその幸福を失う不安に駆られる。人間って勝手なものですね。