金の斧と銀の斧
(2011-01-19 16:19:43)
下一個
スーパーで買物をして帰って家についてから気がついた。買ったはずのきゅうりがない。レシートを確かめると、確かにきゅうりを買っている。たぶん、品物をカゴから袋に移したときに、台の上に忘れてきたんだ!
そこで、あわててスーパーに戻った。
まず台の上を見回してみたが、見當たらないので、サービスカウンターで聞いてみる。
「すみません。さっき、そこの台の上に買ったきゅうりを忘れていったんですけど…。」
カウンターの後ろの女性は、ああ、というふうに頷き聞き返した。
「きゅうりは二本ですか?それとも三本ですか?」
私は予期せぬ質問にとまどいながら答えた。
「えっと…。二本です。」
店員はにっこり笑ってカウンターの下からきゅうりが二本入った袋を取り出し、私に差し出した。
「はい、これですね。どうぞ。」
帰り道、なんだかおかしくなって、自転車を漕ぎながら、にやにやするのをおさえきれなかった。
そっか、同じ日に同じきゅうりを忘れた人がいたんだ、ただ本數が違うだけで、と。
それから、「金の斧と銀の斧」のお話みたいだ、と思った。
カウンターの後ろからエプロンをした女神が現れる。
「あなたが落としたのは、二本のきゅうりですか?それとも三本のきゅうりですか?」
そして正直者の私は、褒美として、落としたのときっちり同じだけの二本のきゅうりを受け取ったのであった。
考えてみると、金の斧も銀の斧も普通の鉄の斧も、きゅうりの本數の違いとなんら変わりがないのかもしれないな。
我在超市買東西回來,到了家就發現了,包裏沒有買的黃瓜。我確認了發票上記載。我可能把東西從筐子裏移到提包裏時忘在台子上的吧!著急地回超市去了。
首先往台子上掃了一眼,沒找到。去服務台問了一聲;
“我剛才買菜時忘在那兒的台子上黃瓜了。。。”
服務台的女人,像已明白的樣子點頭反問我;
“您說的黃瓜,兩個呢?還是三個?”
我聽到沒有料到的問題,躊躇地回答;
“哦,我忘的是。。。兩個黃瓜。”
店員笑著從服務台的下麵拿出來裏麵有兩個黃瓜的袋子,遞給我了。
“是這個吧,給你。”
回家的路上,我騎著自行車不禁不笑。原來有人在同樣的日子忘了跟我同樣的黃瓜,隻差點數量。然後我想起了“金斧與銀斧”的故事。
從服務台後麵一個帶圍裙的女神現出來了。
“你掉的是兩個黃瓜嗎?還是三個黃瓜嗎?”
然而老實人的我得到了跟掉的正好一樣的兩個黃瓜作為獎品。
這麽想,看來,金斧與銀斧、還有普通的鐵斧的差別都隻不過跟黃瓜的數量差別一樣呢。