6歳の姪っ子に、著せ替えできる人形が欲しいと頼まれたので、作ってみました。姪っ子は「人形が欲しい」と言ったつもりだったようですが、私が勘違いしてウサギになりました。
この子は何か欲しいものがあるとき、○○が欲しいから買ってとか、作ってとか、直接訴えずに、遠まわしに言います。この時も、おばあちゃんに買ってもらったウサギのぬいぐるみで遊びながら、まず、「これ、エプロンがくっついていて取れないの。取れるのがいいなあ。」とつぶやき、その後、「前に作ってくれたお人形さんみたいなの、また欲しいなあ。」と、ひとり言のように言いました。私はなぜかその時、この子はウサギの著せ替え人形が欲しいのだと思い込んでしまいました。よくよく考えると(考えなくても)、彼女は前に作ってあげた文化人形のようなもので著せ替えできるものを欲しいと言ったのですが。
お正月に別の家の小學生の姪が遊びに來て、我が家で作りかけの著せ替えウサギをみつけました。ためつすがめつ見ながら「かわいいねぇ」としみじみと言うので、思わず「これが終わったら作ってあげようか?」と言ってしまいました。その子にはお姉ちゃんもいるので、そうするとお姉ちゃんにも作らないわけにはいかない。本當は次は十二単の人形をもう一體作ろうと考えていたのですが、こうなるとそっちはしばらく棚上げです。
それにしても最近の子どもは皆、大人だなぁ。
スカート以外はすべて後ろあきで、マジックテープで止めるようになっています。スカートはウエストがゴムになっているので、下からはかせます。
最後の毛糸の白いドレスは、編み物の得意な母が作りました。