HSKを受けてきました。
(2010-10-18 06:26:19)
下一個
さて、昨日、HSK(漢語水平考試)を受けてきました。會場は名古屋で、當地からは新幹線で一時間半近くかかります。
テストが終わって、感觸は芳しくありません。前にもここに書いたように、苦手な語法の誤りを選ぶ問題はほとんど勘だけで選びました。それはまあ、ある程度予想はしていたのですが、最後の作文(書寫)が上手く書けなくて參りました。1000字程度の長文を要約して400字ほどにまとめる問題です。これはどう勉強していいかわからなかったので、ほとんど練習していかなかったのです。長文読解はたくさんの文章をなるべく早く読む練習を一所懸命して、自分でも進歩が見られたと自負していたのですが、作文までは手が回りませんでした。そもそも作文というのは普段から文章を書き慣れていないとだめです。これは母語の場合も同じことが言えると思います。
言い訳ばかりしていても仕方がありません。つまりは実力に応じた結果が現れるということでしょう。
せめて、この試験のために勉強したことは決して無駄にはなってないと、自らを慰めたいと思います。
會場のある駅にずいぶんと早く著いたので少しぶらぶらしようと、駅前の大きな公園に入ると、らんちゅうの品評會が開かれていました。
らんちゅうが一匹ずつ入った白いホーローの洗麵器がらんちゅうの年齢ごとに二列ずつ並べられていました。そして、そのひとつひとつに細長く黑い板が添えられていて、板には白い字で、東西の大関、前頭、小結などの位が書かれています。どのらんちゅうも、頭のコブがちょっと重そうだけれど、白と赤の模様の具合がそれぞれに違ってそれぞれにとても美しく、尾びれをゆっくりと優雅に動かして泳いでおりました。
小結の地位を與えられたらんちゅうと大関の地位にあるらんちゅうの違いは、どういうところにあるのでしょうね?私にはわかりませんでした。皆一様に、真っ白なホーローの中に赤い模様をくねらせ、その様子が高い秋の空に映えて、目に鮮やかな印象を殘しました。
(“らんちゅう”という名前は、とてもらんちゅうらしいと思う。名は體を表すというように。)