個人資料
正文

気になる言葉

(2009-04-11 00:53:20) 下一個
 
 「シングルマザー」、私はこの言葉は「未婚の母」をいうのだと思っていた。ところが最近の使い方を見ていると、離婚や死別によって女手ひとつで子供を育てていることを指すようだ。
 言葉というものは変遷するもので、それはいっこうに構わないのだが、もっとゆるやかに徐々に変化するものだと思っていた。知らぬ間に突然一つの単語が指し示す意味が世間と自分の間でずれていることに気付いて、大変驚いた。

 もうひとつは「飛翔體」。
 新聞などの活字メディアでは「飛翔體」を使っているが、テレビのしゃべるメディアなどでは、ミサイル、ミサイル、と呼んでいるので、これが日本政府としての正式呼稱なのだなと推察し、てっきり公式見解ではミサイルとも人工衛星とも言えないので苦し紛れに「飛翔體」という言葉をひねり出したのだと思っていた。
 ところが調べてみると、「(誘導)飛翔體」というのは「ミサイル」の日本語なのである。航空軍事用語辭典を見ると、「ミサイル」とは「『飛翔體』すなわち『飛び道具』」である、と説明されている。むむむむ…。カタカナを漢字に置き換えただけなのか…。それでは、一般的にイメージしやすい「ミサイル」という呼稱でいいんじゃないだろうか。なにゆえに「飛翔體」などと呼ぶのだろう?
 素人の私などは、「飛翔體」と聞くと、未確認飛行物體(UFO)のようなものを連想してしまう。

 (「飛翔體」と呼んでいたのは発射前後だけで、現在は新聞等の活字メディアでも「ミサイル」という呼稱が普通で「飛翔體」を見かけなくなった。)

 
[ 打印 ]
閱讀 ()評論 (0)
評論
目前還沒有任何評論
登錄後才可評論.