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チューリップ(夢の話)

(2007-11-07 17:36:38) 下一個

  夢を見た。高校の卒業式なのだが、そこには一人、大切な人が欠けている。病気で亡くなったのだと誰かが言った。私はそれを聞いたとき、すぐに泣きはしなかった。ああ、そうか、と思っただけだった。そして、どうして彼は病気だということをずっと私に言ってくれなかったのだろうと不思議に思った。私たちは戀人同士でもなんでもない。ただの同級生だったが、お互いになんとなく気持ちが通じ合ってたはずだった。悲しみがじわじわとこみあげてくる。 
  式場のあちこちに有名な生け花の先生が生けた豪華な花が飾られていた。その先生が私の傍に花瓶を一つ、すっと置いた。それは透明なガラスの花瓶で、赤と白の縞模様のチューリップが5本、無造作に入れられていた。シンプルで美しい、と思った瞬間、周囲から手が數本伸びてきてその花を取っていった。私は一瞬、あっ、と息を呑んだ。けれど花瓶の中にまだ花が2本殘っているのを見て、私はほっと胸をなでおろした。そして、この2本のチューリップは私たちなのだと思った。(夢の中の「彼」は架空の人物で、実在の人物ではない。)

     最近、死に関する夢を続けて見た。どうしてだろう。
     そう言えば、先日ふと、10年以上前に亡くなった友人のことを思い出したのだった。會社の同僚だった彼は、以前私に、「そんなに生真麵目に考えなくても、人生は楽しまなくちゃ損だよ」と言った。その彼が、ある日、駅のホームから飛び降りたのだ。
    死がいったいどういう具合で私たちを捉えていってしまうのかと、考えても仕方の無いことを、時折考える。


    我做了個夢。是我的高中畢業儀式,但在那兒少了一個對我來說很重要的人。有人說他病死了。我聽到那個消息時沒有馬上哭,隻是想“原來如此”而已。後來,讓我感到奇怪是他怎麽一直沒有把病的事告訴我。我們不是戀人關係,就是普通的同學關係而已,但有些事我們不用說出來也能領會對方的心情,就是人們所說的“心有靈犀一點通”。一陣悲傷慢慢地湧上心頭了。
        在儀式會場的幾個地方擺著很豪華的插花,是有個有名的花道老師插的。那位老師過來把一個花瓶放在了我的旁邊,透明的玻璃花瓶裏插著5朵紅白條紋的鬱金香,看上去又樸素又美麗,這時幾隻手從旁邊伸過來拿走了幾朵花。一瞬間我感到喘不上氣,但看到花瓶裏還留著兩朵花我又放心了。我認為這兩朵鬱金香就代表我們兩個人。(這夢裏的“他”實際上並不存在,而是虛構的人物。)

        最近連續做了跟“死”有關係的夢。為什麽呢?
那麽說來,前幾天我想起了已經去世10多年的朋友 。他是我的以前的同事,他從前對我說過;“別那麽認真地想啦,人生嘛,應該好好享受”。說過這種話的他,有一天,從車站的站台上跳下去了。
        “死”這個東西究竟是怎麽抓住我們,把我們從現世拉走的呢?雖然我知道這個問題不論怎麽想也不會有回答,可有時也不禁思索。

[此帖子已經被作者 2007-11-14 編輯過]

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