英國作家薩默塞特·毛姆( William Somerset Maughan) 是我最喜歡的作家之一。
《在中國屏風上》( On a Chinese Screen )是毛姆 1919-1920 年中國之行的產物 , 包括 58 篇原本可以寫成小說的 “素材”,此刻連綴成一 組中國之行的 “敘事”。
介紹一下其中一篇《小夥子》。
《小夥子》
他沿著輕快地大步走著,信心十足。他年方十七,又高又瘦,光滑的麵龐還未長出胡須。他的雙眼又大又亮,隻是有點斜,紅潤的嘴唇上掛著一絲微笑,舉手投足透出年輕人的快樂和大膽。一頂小圓帽隨意地戴在頭上,他穿著黑色長衫,在腰間係了條帶子,褲腿通常是紮在腳踝處的,現在卻被卷到了膝蓋。他赤腳穿著雙草鞋,腳不是很大卻很好看。
他從大清早就沿著這條鋪上石塊的路走著,道路彎曲著爬上山坡又下到穀底,穿過無數稻田,經過墳塋累累的墓地,通過熱鬧的村子,在那裏他或許對幾個坐在門口的身穿藍色衣衫的俊俏姑娘投下讚許的目光(不過我想,他更希望是姑娘們向他投來心儀的目光吧)。現在他終於接近了旅途的終點,一座他來尋找發財機會的城市。城市坐落在一片肥沃平原的中央,周圍是築有雉堞的城牆,當他遠遠地看到了目的地,便堅定地向前走去。他昂著頭,對自己的力量十分自豪,而他全部的家當就是背在肩上的一個藍色的棉布小包。
當迪克·惠廷頓出發去尋找發財和揚名的機會時,他隨身帶了隻貓,而這位中國年輕人則用手指優雅地拎著一隻紅色柵欄的圓形小鳥籠,裏麵有一隻漂亮的綠鸚鵡。
譯者:唐建清
鳳凰出版傳媒集團 江蘇人民出版社
『青二才』
彼は自信に満ちた気楽な足どりで道を歩いていた。十七歳で、痩せて背は高く、黃色い肌はすべすべしていて、これまで剃刀など當てたことはない。目は少々やぶ睨みだが、大きくぱっちりしていた。豊かな赤い唇には笑みがこぼれていた。態度には若さの幸せな大膽さが見られた。小さな丸い縁なし帽を気取って斜にかぶり、黑い上著を腰のあたりで帯で締め、通常足首のところで紐で縛るズボンを膝までたくし上げている。素足に薄っぺらな槁草履をはき、足は小さくて恰好よかった。
朝早くから石畳を敷いた道を歩いて來たのだ。道は曲がりくねって山を上り、多くの水田が広がる穀へと下っている。びっしりと死人が埋められている墓地の傍らを過ぎ、人通りの多い村の通りを抜けた。村の通りでは、おそらく彼は一瞬、開いた戸口に座っていた青い上著に青い短いズボンの可愛らしい娘に、流し目を送ったかもしれない(でも、彼の視線は愛情を送ったのではなくて、むしろ愛情を期待していたのだと思う)。そして、いまや彼は目的地に近づき、運命を開拓しようとしている都市に入って行った。都市は肥沃な平野の真中にあり、狹間のついた壁で取り巻かれている。彼は決意を固めて向かって行った。頭をつんと後ろに反らした。自分の力に自信があった。青い風呂敷に包まれた全財産を肩に擔いでいた。
さて、名聲と財産を求めて都會へ出て來たディック・ウィッティントンには貓の友達がいたが、この中國の青年は赤い桟の丸い鳥籠を妙に気取った風に親指と人さし指でつまんでぶら下げていた。籠の中には綺麗な青いオウムがいた。
小池滋 訳
築摩書房