先週、ボストンに住んでいる日本人研究者が月一で集う異分野交流會があって、そこで講演させていただいた。
100人以上が集まる大盛況でした。
來てくださった方は本當に有難うございます。
講演の內容は、大企業が、どのように新しい技術に対して、経営の舵取りをしていくべきか、というもの。
前半では、日本の大企業が各分野で最近競爭力を失い、シェアを減らしている、
でも実はそれは日本に限らず、世界中の大企業が陥る病なのだ、と言う話。
そして後半で、イノベーションのジレンマなどの先行研究と、私の研究內容を話した。
実際、日本の製造業は苦しんでいる。
講演でも紹介したように、かつてはブラウン管テレビでは世界の半分のシェアを持っていた日本企業は、
薄型テレビになってから、サムスンやLGにシェアを奪われてるし、
半導體も1980年代にはDRAM世界シェア80%近くを占め、NECがNo.1だったが、ここも韓國にやられている。
韓國だけでなく、元気のいいアメリカ企業も、攜帯音楽プレーヤーなど各分野で日本企業を脅かしている。
半導體露光裝置は10年前までニコンとキヤノンで世界の75%を占めていたが、現在はオランダの企業がトップ。
などなど。
素材産業など日本が勝ち進んでる分野もあるが、多くの製造業は軒並み苦しんでる様子だ。
製品がコモディティ化して獨自の競爭力を失い、更に技術が世代交代することで、影響力を全く失ってしまう。
しかしこれは、日本に限らず、世界中の大企業が共通して直麵する問題である。
今の日本企業は、韓國企業に追い上げられて苦しい、と思ってるだろうが、
その感覚は25年前-1985年頃から、多くのアメリカの製造業が抱えていた感覚なのだ。
新しい技術を上手く取り込めずに、元気のいい日本企業やヨーロッパの企業にに追い上げられて。
というわけで、講演では、25年前から苦しんでいたアメリカの大企業を3つ紹介してみた。
■RCA
テレビで韓國に追われて日本が苦しんでるって話をしたので、
日本企業が破滅に追いやった、アメリカのテレビの企業の話をしておくのがフェアだろう。
RCAは、ラジオやテレビなどの?锛譯姢蜃鰥盲皮い俊ⅴⅴ襆轔?虼?恧工腚姍C會社だった。
かつてはミュージックレーベルも持っていたので、いまでもこの「RCA」と書かれたCDを持ってる人も多いんじゃないだろうか?
もともとはラジオを作っていて、それが1920年代に大量に売れて、後の繁栄の基礎を築いた。
折りしもアメリカ経済が繁栄の極みをみせていた1920年代(大恐慌の直前)。
車も普及し始めていたから、車に仱護郡輟⒆庸─?庸┎課蕒酥盲い郡輟ⅳ