奈津・三十五歳、腳本家。尊敬する男に誘われ、家を飛び出す。“外の世界”に出て初めてわかった男の噓、夫の支配欲、そして抑圧されていた自らの性欲の強さ―。もう後戻りはしない。女としてまだ間に合う間に、この先どれだけ身も心も燃やし盡くせる相手に出會えるだろう。何回、脳みそまで蕩けるセックスができるだろう。そのためなら―そのためだけにでも、誰を裏切ろうが、傷つけようがかまわない。「そのかわり、結果はすべて自分で引き受けてみせる」。
女性の男遍歴を見事に描いてくれた。女性は“愛情・性欲”の統一によって、初めてエクスタシーに達するといわれているが、果たしてはどうか。
逆に女性は性欲を楽しむのに必要な條件は?
- 結婚しているまたは結婚しない
- 経済的に獨立している
- 時間的に餘裕がある
- 子供がいない