あいつひとりが男じゃないと
忘れるつもりの 旅でした
月のしずくに 泣き濡れながら
指輪も捨てた はずなのに…
凍てつく風が 哭く海鳴りが
想いださせる 納沙布みれん
俺のこころの 終著駅は
おまえの胸だと 言った彼(ひと)
あんな綺麗な 瞳(め)をしてたのに
私に噓を つくなんて
はぐれ鴎を 目で追いながら
あなた呼んでる 納沙布みれん
雪よ降れ降れ 悲しい戀を
おもいで話に できるまで
赤いハマナス 咲くこの町で
もいちど逢いたい 抱かれたい
また來る春を おんなの春を
待ってみましょか 納沙布みれん