(石邑山中(せきゆうさんちゅう)に宿(しゅく)す)
韓翃(かんこう)
浮雲不共此山齊
浮雲(ふうん)もこの山(やま)と斉(ひと)しからず
山靄蒼蒼望轉迷
山靄(さんあい)蒼蒼(そうそう)として望(のぞ)み転(うた)た迷(まよ)う
望 … 『全唐詩』には「一作翠」との注あり。
曉月暫飛千樹裏
暁月(ぎょうげつ)暫(しばら)く飛(と)ぶ 千樹(せんじゅ)の裏(うち)
千 … 『全唐詩』では「高」に作り、「一作千」との注あり。『韓君平集』(『唐五十家詩集』所収)では「高」に作る。
秋河隔在數峯西
秋河(しゅうか)は隔(へだ)てて數峰(すうほう)の西(にし)にあり