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中國安徽省(Anhui)合肥(Hefei)の美術館に展示された清(Qing)朝時代のブロンズ像のレプリカ(2009年10月17日撮影)。(c)AFP
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【10月20日 AFP】中國政府は、北京(Beijing)にある清朝時代の離宮、円明園(Yuanmingyuan、Old Summer Palace)から海外に流出した美術品100萬點あまりを探しだす目的で、海外の博物館に古美術専門家チームを派遣する。國営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)が19日、報じた。
派遣先は、主に米國、英國、フランス、日本の博物館や美術館などで、大英博物館(British Museum)や仏フォンテンブロー城美術館(Fontainebleau Art Museum)などの著名博物館も対象としている。
1860年に英仏連合軍が北京を占領し、円明園が破壊された経緯は、中國人にとって國家の悲劇として記憶されている。
円明園管理団體の陳名傑(Chen Mingjie)主任は、「円明園が焼き払われた際に、所蔵品の目録も焼けてしまったため、実際にどれだけの美術品が持ち去られたかは不明だ」としながらも、大まかな推計によると、同園にあった約150萬點が47か國の2000以上の博物館に保管されていると語った。
陳主任は、今回の調査は、流出文化財データを構築するための資料を集めることが目的で、返還を要求することではないと話した。
中國文化財協會によれば、1840年から中華人民共和國が建國された1949年の間に、中國から持ち出された美術品は最大1000萬點に上るという。(c)AFP