慎 獨
(2006-11-14 16:33:25)
下一個
慎みを知りましょう
古代・中國の書『大學』の中に「慎獨」という言葉があります。「君子は必ずその獨りを慎むなり」とあり、一人でいるときの「慎み」の大切さを教えています。人は、自分一人でいるときに姿勢を崩しがちですが、立派な人物は他人の見てないところでも、良心に恥じない行動をとるといわれています。昨今は、人目もはばからず化粧をしたり、肌を露にする若者が多くなりました。恥じらいの心が、人の目を意識させたのでしょう。しかし、このような行為がひとたび始まると、歯止めがきかなくなるのが常です。慎みを知ることは恥を知ることから始まります。自分の周りにはいつも「見えざる厳しい目」が向けられていて、常に見られているという心を忘れずに生きていくことが大切です。周囲の人々に不快な眼差しを向けれないよう、自分自身の行動を律しながら生きていくことが、社會人として大切であることを肝に銘じたいものです。