経済産業省原子力安全・保安院は6日、東京電力福島第一原子力発電所1~3號機の爐心溶融について、解析結果を公表した。
東電が先月発表した解析結果と比べると、1號機の爐心損傷時間は1時間早い「3月11日午後4時40分ごろ」で、これに続く圧力容器の破損も、同じく10時間早い「3月11日午後8時ごろ」だった。
また2號機は、圧力容器の破損は東電の解析より29時間も早い「14日午後10時50分ごろ」と推定された。
逆に3號機の圧力容器の破損は、東電の解析より13時間遅く、「14日午後10時10分ごろ」となった。
東電の解析と差が生じたことについて、保安院は「東電と異なる計算手法を取ったため」としている。爐心溶融に至る傾向そのものは一致したという。