つくば市、福島からの転入者に放射能検査要求
読売新聞 4月19日(火)3時7分配信
市側は「市民に無用な不安を與えない目的だった」としているが、転入者からの抗議を受け、検査を求めないことにした。
つくば市によると、市民課長名で3月17日、福島からの転入者にスクリーニング検査を求めることに決め、擔當する窓口へ通知した。窓口の擔當職員が、転入者に消防本部や保健所で検査を受け、証明書をもらうように指示するなどしていたという。原発事故が起きてから、つくば市には福島県いわき市などからの住民が避難している。
今月11日、つくば市內の研究機関に就職するため仙台市から転居してきた男性(33)が証明書の提示を求められ、このことを茨城県に訴えたことから問題が発覚した。つくば市の岡田久司副市長は、「放射能汚染について、誤解があったと認めざるを得ない」と釈明した。
最終更新:4月19日(火)3時7分