東日本大震災の影響で延期されていたプロ野球が12日、開幕した。本拠地の宮城県が被災した楽天は、千葉・QVCマリンフィールドでロッテと対戦し6-4の逆転勝ちで、被災地に贈るシーズン1勝目を飾った。
ロッテは成瀬、楽天は岩隈と両エースが先発。ロッテが四回に1點を先取したが、楽天は六回に聖沢の犠飛で同點とすると、七回に選手會長の嶋が3ラ ンを放ちリード。八回にも2點を加えた。最終回、岩隈は1死からロッテ・福浦に3ランを浴び降板したが、2番手のスパイアーが後続を斷った。
○楽天6-4ロッテ●
楽天が逃げ切った。1-1で迎えた七回2死一、三塁から嶋の左越え3ランで勝ち越し。八回にも山崎の左中間適時二塁打などで2點加點した。岩隈は九回途中4失點の粘投。ロッテは九回に福浦が3ランを放つも屆かず。
▽楽天・岩隈 東北で頑張っているみなさんと一緒に戦っての、この勝利だと思う。1勝1勝を積み重ね、笑顔を屆けられるように頑張りたい。
▽楽天・嶋 (決勝3ラン)東北のみなさんと一緒に戦っている。その気持ちが、あの打球に実ったのだと思う。