東京都の金町浄水場(葛飾區)で、水道水から乳児の基準値を超える放射性ヨウ素が検出された問題で、都は24日から金町浄水場の給水範囲となる東京23 區、武蔵野市、町田市、多摩市、稲城市、三鷹市で乳児(約8萬人)のいる家庭に限り、550ml入りのペットボトル計24萬本(1人あたり3本)を配布す ることを決めた。
同日夜、記者會見した都福祉保健局の桜山豊夫技監は「長期にわたらなければ健康への影響はないが、念のため乳児の飲料は控えていただきたい。ペットボトルの確保に困難な家庭もあるので、緊急の対応を取り決めた」と話した。
検出されたのは、水道水1キログラムあたり210ベクレルで、1歳未満の乳児の暫定基準値(100ベクレル)超えていた。都は関係區市の乳児が飲むのを控えるよう要請していた。