厚生労働省によると、全國55カ所のハローワークに設置された大學生向けの窓口「新卒応援ハローワーク」を訪れた人數は、9月下旬~10月下旬までで3萬641人に上った。窓口では、民間企業で採用活動などの経験がある定年者らが相談に仱輟⑶筧飼閳螭勝嗓蛺峁─筏皮い搿?r
東京都港區のハローワークでは、スーツ姿の多くの大學生でごった返し、真剣な表情で求人情報が閲覧できるパソコン畫麵に目を走らせる。都內の私立大4年の男子學生(23)は「昨夏から80社近く受けたが、一つも內定がもらえなかった。何とかしないと思い、來てみた」と話した。こうした窓口は、政府の「新成長戦略実現に向けた3段構えの経済対策」で設置。10月末時點で、利用者2090人の就職內定につながっている。
現役の大學生だけでなく、卒業後も仕事を見つけられない既卒者向けの支援も行われている。3年以內の既卒者を新卒扱いで採用した企業には、正規雇用から半年後に100萬円の奨勵金を支給する製度もあり、求人數は11月14日現在で約1萬人、うち約160人が正社員として採用されている。
ただ、就職內定率が過去最低の57・6%(10月1日時點)となっている今年の現狀では、それも“焼け石に水”狀態で、就職できない學生はあふれている。文部科學省も大學の就職支援事業を打ち出すなどしているが、政府の行政刷新會議の事業仕分けで「廃止」と判定された。政府內でも何が有効な対策なのかも定まらないのが実情で、多くの學生が就職を決められずに年越しを迎える事態が予想される。