>>GMOとは何の略なのでしょうか?
GMOとは、「Genetically Modified Organisms」の略で、遺伝子組み換え作物のことです。
>>日本での開発企業を教えて下さい
組み換え作物、植物関係については、
日本たばこ産業(JT)
三井化學
三菱化學(植物工學研究所)
北興化學工業
日産化學工業
サントリー
全農などです。(2000年11月現在)
醫薬品関連になるとさらに多くの企業が開発を行っています。
>>アメリカではどんな食品に遺伝子組み換えが施されているのでしょうか
ダイズ、ナタネ、トウモロコシ、綿実、ジャガイモ、トマト、テンサイ、スクワッシュなどです。
なお、米國には表示製度がありませんので、消費者が見分けるのは非常に困難です。(2000年11月現在)
しかし、幸いにも米國農務省の有機認証では、GM使用禁止となっています。
>>「AFTライス」というのは組み換え食品ですか?
AFT=アレルゲンフリーテクノロジーの略かと思います。
これはすでに販売されていますが、遺伝子組換えしたものではありません。
遺伝子組換えでアレルゲンフリーを作り出すのは、容易な事ではないようです。
>>組み換え作物に無農薬の表示がされるのではと心配です
一例としてですが、米國農務省は、遺伝子組み換え作物を有機農産物として認める案を出しました。
しかし世界中から強い反対のコメントが寄せられ、最終的には有機農産物の基準としては、遺伝子組み換えは禁止となりました。
たとえ外から農薬をかけなくても、作物の中に農薬成分ができているものが有機農作物や無農薬作物と呼ばれるのは、常識からいって通らない話だと思います。
>>日本のスーパーで、遺伝子組み替えトマトは売られていますか?
キリンビール(株)が販売する予定でしたが、99年秋、消費者の懸念が強いので販売と研究も中止すると発表しました。
ですからいまのところ、組み換えトマトは市場に出ていません。
>>日本で遺伝子組み換えによるチーズは売られていますか?
表示されていないのでわかりませんが、輸入チーズはその可能性が高いと思います。
日本の乳業メーカーは、以前問い合せたとき、「消費者が懸念しているので使わない」と雲っていました。
このように各消費者が、お客様相談窓口などに問い合わせると良いでしょう。
懸念の聲がメーカーに多く寄せられていれば、(組み換え作物を)使わない狀況を作り出せます。
>>レストランなどの飲食店が遺伝子組み換え食品を提供している可能性はありますか?
輸入原料を使用していれば、その可能性大です。
ちなみに英國や韓國では、レストランメニューにも表示を義務付けしています。
日本でそういうことがなかなかできないのは、國民が聲をあげないからではないでしょうか。
>>現在の技術では100ppmレベルでの不純物のチェックは困難であると聞きましたが?
技術的には100ppm(※)オーダーの検査は十分にできることです。
※parts per million100萬分のいくつ、という意味
環境ホルモンなどはppt(※)のオーダーで検出できています。
※parts per trillion1兆分のいくつ、という意味
ただ、遺伝子組み換えの安全性評価では『実質的同等性』が 確認できれば安全とみなせるので、このオーダーまで詳細に調べるのはコストがかかり現実的ではないと述べられています。(厚生省食品衛生調査會バイテク部會長発言)
このように、技術的な問題ではなく、開発企業のコスト削減のため調べていないというのが正解です。
>>米アレルギーの人でも食べられる米が遺伝子組み換えで出來ると聞きました
アレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)を減らした米の開発は、確かに手がけられていましたが、結局、商品化は斷念されました。
これは、アレルギーとなる可能性のあるタンパク質全てを無くす事は出來無いという事です。
つまり、アレルギー患者Aさんにはアレルギーが出なくても、患者Bさんには起こるかもしれないというようなものだったのです。
スーパーで売られてる物で表示のされていない物には何がありますか?
表示されないものは植物油?醤油?フライドポテト?アルコール飲料?食品添加物?飼料?種などです。
特に飼料には一番多くの組換え作物が使用されていますので、早く表示が必要です。
歐州では餌に組換え作物を使わない畜産品?乳製品が販売される動きが広がっています。NON-GMOミルクとかバター、ハム?肉などです。(2001/3/10)
>>日本の大豆輸入率は97パーセントですが、輸入分のうちどのくらいが遺伝子組み替え大豆なのですか?
1998年の統計では、輸入ダイズは506萬トン(※)です。
輸入ダイズのうち、米國産が389萬トンで輸入の75%を 占めます。
その米國産ダイズの約50%が遺伝子組換えダイズですから、389萬トンの半分、すなわち195萬トンが組換えダイズとなります。
つまり輸入ダイズ全體の約40%が組換え大豆ということです。
2001年4月より豆腐などが表示義務となるので、業界は非組み換えに切り替えています。
そのため、2001年以降はこの割合は下がると見られています。
※1999年度のダイズの自給率は4%になりました(2001/3/10)
>>大麥、小麥に遺伝子の組み換えは行われていますか
現在遺伝子組み換え小麥の開発が、米國で進められています。
商品化は2003年頃と言われています。
しかし、今度のスターリンク事件で消費者の拒否反応が強まっているので、商品化は遅れるのではないかともみられています。 (2001/3/10)
>>日本が2001年に表示義務化することで、アメリカは報復関稅のような政策をとってくるのでしょうか?
報復関稅をかけるには、まずWTOの紛爭処理委員會(パネル)へ提訴し、表示製度が貿易障壁となったというクロ判定がでてからという手順が必要です。米國の考え一つで出來るというものではないのです。
また、日本の表示製度は、內容を決定するまでに水麵下で十分米國側とネゴした上のものなっています。
具體的には、輸入量がもっとも多い飼料用、油脂用などを表示対象外としました。
この結果、表示対象となる量は輸入全體量のわずか10%にすぎず、貿易に支障はないので米國容認の表示製度となっているのです。
現時點で消費者は遺伝子組み換え食品にどう対応するべきでしょうか?
健康、環境に対して、取り返しのつかない潛在的危険性があること、生命特許をもとに多國籍企業が種子、農業、食糧を支配していく危険性などがあることから、消費者は、
「食べない、買わない、生産させない」
意誌をはっきり表明し、反対する対応をとるべきだと私は思います。(2001/3/10)
晩了
所有跟帖:
• 大豆吃著要小心呢 -zacao- ♀ (0 bytes) () 04/23/2015 postreply 23:02:52
• 有人指出甜玉米棒也是、又甜又嫩的、和伝統的不同。不知真假 -飯盛男- ♂ (30 bytes) () 04/24/2015 postreply 01:41:58