2012年11月5日、東京都が先月25日に発表した外國人數の統計によると、東京都在住の中國人は先月1日の時點で15萬9465人となり、7月1日の16萬5778人から、わずか3カ月で6313人も減少した。日本の華字紙・中文導報が伝えた。
東日本大震災とそれに伴う原発事故の影響で、東京都の中國人は2006年以來となるマイナス成長を記録。その後は増加傾向に戻り、今年4月1日には地震前の水準までほぼ回復。7月1日には過去最多の16萬5778人を記録した。しかし先月25日に発表された統計(10月1日時點)では15萬9465人となり、わずか3カ月で6313人も減少した。東京都在住の中國人の増減は今後の日中関係を測るバロメーターとなっている。
現在、中國人が多く住む東京の地域は、順に新宿區(1萬2203人)、豊島區(1萬1632人)、江戸川區(1萬1118人)、江東區(1萬390人)、板橋區(9019人)、足立區(8552人)。今年7月1日と比べると、すべての地域で減少している。新宿區(388人減)、豊島區(408人減)、江戸川區(597人減)、江東區(211人減)、板橋區(578人減)、足立區(180人減)。
また、2007年、東京都民の100人に1人が中國人となり、2008年7月には江戸川區の中國人が1萬221人に達した。1萬人以上の中國人が居住する「中國人地域」がある區も、2009年7月の3區(江戸川區、新宿區、豊島區)から、2010年7月には5區に増えた。しかし現在は4區に減少している。
東日本大震災や原発事故でさえ日本を離れなかった中國人がこの3カ月間で約6000人減少しており、東京都に住む中國人の今後の行方が注目される。(提供/人民網日本語版・編集/內山)