高知のニュース
iPS細胞への投資語り…振り込め詐欺阻止で感謝狀
情報掲載日: 2012年10月11日(木)
山中伸彌教授のノーベル賞受賞で注目のiPS細胞は、すでに詐欺の道具にされていました。 架空の投資話で振り込め詐欺被害に遭いかけた高齢男性を説得し被害を阻止したとして、きょう高知市の金融機関に、警察から感謝狀が贈られました。 高知南警察署からの感謝狀を受け取ったのは、高知市にある四國銀行潮江南支店の宮川(みやがわ)雅也(まさや)支店長です。 四國銀行潮江南支店では今年8月8日、市內在住の79歳の男性が500萬円を不審な投資會社に振り込もうとしたため、行員が詐欺の恐れがあるとしてやめるよう説得。 振り込み先が凍結口座だと分かり、翌日、別の金融機関で振り込もうとしたこの男性を、宮川支店長が改めて説得し、詐欺被害を未然に防ぎました。 男性は、iPS細胞を使った事業に投資するよう持ちかけられていたということです。 県警によると、今年も県內だけで41件・総額1億9千萬円の振り込め詐欺などの特殊詐欺被害が確認されていることから、引き続き注意を呼びかけています。