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東京スカイツリー(3)~上を向いて歩く~

(2011-12-19 06:30:35) 下一個

 桜橋を渡って、向島に入る。地図も持たずに歩くが、目標はなにせ世界一の高さのタワー、見失うことはない。世界一のタワーを目當てに、ビルや住宅の間を縫って、てくてく歩く。お晝をとっくに過ぎて、お腹がぺこぺこだけれど、歩く裏通りには食堂を見かけない。








 ここで、カメラのバッテリーが切れる。いったい何のためにぺこぺこのお腹を抱えてここまで歩いたのか。くらくらと眩暈がした。しかたがない。この目にしっかりと焼き付けようと、とにかく近づくことにした。
 ようやくスカイツリーの根元にたどり著いて、はっと気がつく。
 あ、アイフォンがあるじゃないか!
 はは、気が抜けた。カメラを持たない私は普段アイフォンで寫真を撮ってるのにもかかわらず、旅行中はずっと妹に借りたデジカメを使っていたのですっかり忘れていた。思い出してよかった!
 ということで、ここから寫真のサイズが変わります。

 同時にこの辺りから、空の色も変わる。朝からずっとどんよりとした曇り空だったのが、突然青空が現れた。すごい!日頃の行いの賜物かな?




















 ここでようやく晝食にありつく。お壽司屋さんに入った。ちらし壽司980円、という看板に引かれて。晝時をとっくに過ぎた時間で、店の主人が表の看板の橫で所在なさそうに通りを眺めていた。いいですか?と聲を掛けると、らっしゃい、どうぞ、と戸を開けてくれた。
 客は私一人。とにかくお腹が空いていたので、座敷で、出てきたちらしと味噌汁にぱくついていると、背後でがらがらっと戸を開ける音がした。こんにちは~、と子どもの聲。店の奧から主人の奧さんが出てきて、あら、○○ちゃん、おかえり。昨日來るかと思って待ってたのに、と言う。さあ、座って、座って。小學校4,5年生くらいの女の子がランドセルを下ろしてカウンターに座る。どうやら孫らしい。座ってすぐにカウンターで宿題を始めた。おばあちゃんが孫に皿を差し出し、リンゴを剝いたよ、食べなさい、と言っていた。
 その後、年配の夫婦が一組入って來て、私と同じようにちらし壽司を注文した。夫婦がちらしを食べ始めた頃、私は食事を終え、店を後にした。
 なんかよかったです。のんびりしてて。

 表に出たら、空は再びうす曇に。さっきの青空はいったいどこに?
 真ん中あたりの寫真だけ青空なのは、というわけなのです。決して別の日に撮った寫真を差し挾んだんじゃないのですよ。不思議ですね。








 東京スカイツリーに付隨して、その周りにいろんな施設ができるらしい。根元ではその工事も盛んに行われていた。
 
 実を言うと、テレビで盛んにスカイツリーの話題が流れていたときは、なんだそんなもの、何をありがたがるもんか、と思っていた(じゃあ、なぜ見に來ようと思ったんだと聞かれると答えに窮するのだけれども)。でもこうして実際に訪れてみると、やっぱり百聞は一見に如かず、なかなかたいしたもんだな、と思った。



 
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