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「チベットに自由ない」僧侶ら現地入り外國メディアに直訴

(2008-03-26 23:24:55) 下一個

 【北京=牧野田亨】チベット族による大規模暴動が起きた中國チベット自治區ラサで27日、中國政府に指名され現地入りしている外國メディアの取材団に対し、地元の僧侶グループが「チベットに自由はない」などと訴える直接行動に出た。

 取材団に加わっているAP通信が伝えた。

 中國當局の監視を破り、外國メディアにチベット族の考えを訴えようとしたようで、僧侶たちは「逮捕されるかもしれないが、それでも構わない」と話したという。

 AP通信によると、取材団は27日午前、ラサ中心部のチベット仏教寺院ジョカン寺(大昭寺)を訪問。そこで30人前後の若い僧侶が現れ、事前に當局が設定していた取材を遮った。

 僧侶のうちの1人は「チベットに自由はない」と大聲で叫び、泣き始めた。また、別の僧侶は、中國政府が暴動の黒幕と非難するチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世について、「中國當局は我々に対し、ダライ・ラマを非難するように要求するが、それは間違っている。暴動と全く関係ない」と訴えた。

 中國國営新華社通信も27日、詳細は明らかにしていないが、外國メディア団の取材が僧侶グループにより一時中斷されたと報じた。

(2008年3月27日13時23分 読売新聞)
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