數多の葉殘らず目に見え候
文章來源: 小春日和2009-09-15 06:23:51
 
 一本の木に向うて、其中の赤き葉一つを見て居れば、殘りの葉は見えぬなり。葉一つに眼をかけずして、一本の木に何心もなく打ち向ひ候へば、數多の葉殘らず目に見え候。
(沢庵著『不動智神妙録』)