「大変深刻な事態」=プルトニウム観測強化―枝野官房長官
「大変深刻な事態」=プルトニウム観測強化―枝野官房長官
時事通信 3月29日(火)11時57分配信
枝野幸男官房長官は29日午前の記者會見で、福島第1原子力発電所敷地內の土壌から放射性物質のプルトニウムが検出されたことについて「燃料棒が一定程度、溶融したことを裏付けるものだ。そのこと自體は大変深刻な事態だ」との認識を示した。また、「周辺部への影響を阻止し、収束させることに全力を挙げている」と強調した。
枝野長官は「事故の影響で高い濃度のプルトニウムが検出されるということになると対応が必要だ。継続的にモニタリングを続けていく」と述べ、土壌などプルトニウムの観測を強化していく考えを示した。