戀の痛手の深傷は
治せないのね 重ね著しても
ひざを抱き またあんた
思わず呼んだ
夜空のはてに ひとつ涙の流れ星
あれは去年の夜祭りに
買ってもらった ガラスの指輪
しあわせの夢かざり
許されるなら
やり直したい いのち新たにもう一度
女ひとりは肌さむく
ねむれないから 溫めに來て
遣る瀬ないこの願い
屆けておくれ
あんたの胸に 青い矢のような流れ星